ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

入院life4

脳梗塞にならなければ、今年は、大腸の内視鏡検査をする年だった。予約待ちなので、2ヶ月前に予約をし、その時に検査の前後1ヶ月は、コロナの予防接種はしないように言われてたから、打っていなかった。クーポンも届いていなかったし、まだ先だし、と思っていた。で、入院しなければいけない状態となり、打っていない人達の大部屋に入ったのである。しかし、容態も落ち着いてきたか、というくらいになって、私の前にいた、たねまるが、コロナの予防接種を打っていない人は、2週間したら、部屋を変わらなくてはいけないから、引越ね、と言われていたのを聞いたのだ。ちなみに、たねまるとは、その人が着ていたTシャツに、たねまるって書いてあるらしく、来る人来る人が、かわいいね、と言っていたからである。引越の話を聞き、私も移らないかんのだろうな、と思った。でも、移る時は、もう大部屋はやめてほしい、とお願いしようと思っていた。たねまるは、すぐに引越をしていった。
でも、待っていたかのように、すぐに部屋は埋まった。って言っても、ここ、老人しかいないんだけどね。施設から具合が悪くなり、送り込まれた人や、独り暮らしで介護に来てる人が救急車呼んで来た人とか、様々。本当に、高齢社会だな。
私も引越の時は、事前に教えてくれるだろう、と思ってたら、その日は突然やってきた。日曜の朝、コロナの予防接種のことを言われ、引越の話に。何時くらいですか?と聞いたら、午前中には、とのことだったが、その後、すぐ、お迎えが来て、ベッドごと移動。
新しい部屋は、窓際だったが、入って15分で、あぁ無理だ、個室にしてほしい、とお願いしよう、と思った。前の人は、自分一人で動けない様子だが、左隣の人は、どこが悪いんだろう、と思うくらい、普通に動いている。斜め前の人も、私と同時に移動になったようだが、テレビの見方がわからないらしい。カーテンを閉めたくないみたいで、開けっぱにしているので、左隣の人に、見方がわからない、と言ったら、ご親切にカードまで買いにいき、位置やらコンセントやらお世話をし始めた。更に、前の人とも、仲がいいらしく、話し始めた、状況から、ここの部屋はプライベートはないんかい!と、15分で無理と判断したのである。
看護士さんには、私達がやるので、勝手に他の人の部屋に入らないで、と注意されていたが、当然だろう。病院なんだから、今のテレビ見た?とか、部屋ですんじゃねーよ。
その夜、夕御飯を食べ終わった頃、テレビ見てたら、スッスッと音がするから、カーテンの下を見たら、裸足の足が。丁度、部屋を仕切る通路のところを裸足でこっちに歩いてくる。
この部屋で歩けるのは、私と左隣。じゃあ、裸足のお前は誰だ‼と思い、すごーく恐怖に。私の部屋にも窓はあるが、通路にもあり、どうやらその窓を開けようとしている。コワッ。
カーテン閉めたくない斜め前の人は、オジサン、どこの人?部屋間違えてるよ、と。えっ?男?と更に恐怖が加速。看護士さんが来て、連れていかれたが、あり得ん。もう、明日、絶対に、個室をお願いしよう、と思った。
毎朝、看護士さんが、血圧や体温等、はかりにくる。私は窓際だし、一番最後。左隣の人は、手術まで、まだ10日くらいあるらしいが、入院している様子。しかし、先生から、オペまで一時退院を促されているようで、看護士さんも、そうしたら、と勧めているのに、拒否。いやいや、そんな先なんだし、帰ればいいのに、と私も思うが。最後。私のところへ、看護士さんがやってきた。初めましての人である。初めましての場合、今の状況以外に、同じ質問を色々される。一通り話した後、昨日は眠れたか、聞かれた。待ってました、である。前と斜め前の大合唱のイビキに、左隣のクセが強い人、私は首をかしげた。看護士さんは、何かありそうね、と読み取ってくれ、また、話を聞きに来ます、と言ってくれた。その後、リハビリがあり、リハビリの人にも、話をし、個室に変えてほしい、と言ったら、一杯なんだと言われた。そうか…。そこへ、先程の看護士さんが、やって来て、再度、個室の話に。点滴をかえにきてくれた看護士さんは、何度か話したことがあるので、その人にも、個室の空き状況を聞き、なる早でお願いします、と懇願。そしたら、その日の夕方、空く部屋がある、夕方だけどいいか聞かれた。移れるなら、お願いします、と即答。個室に、無事引越完了。
まだ、頭痛もあったし、何で病気治すのに、ストレスためないかんのか、を考えると、環境は大事だと思う。個室に移ってから、頭痛も減り、顔色がよくなった、と言われる始末。
今までは、寝てることが多かったから我慢できたけどな。ストレスためたら、また血管が詰まってしまう。