ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

ふと思ったこと。

今日、大河ドラマの『篤姫』を見てて、篤姫が家定に、この時代に生きれて幸せだ、と語るシーンがあったんです。何か、ツボにはまった言葉でした。
自分はこの時代に生まれて幸せなのか…って、ふと思ってしまった。
そうだなぁ…幸せかどうかって聞かれたら、幸せだと思うけど、他の時代に生きたことがないから、正直わかんないですよね。その時代のどこの国でどんな環境で生活しているかで、全然違うでしょうから。
日本という国で、今のこの時代に生きてることには不満はないけど、今の時代になるまでの歴史の流れの中で、失くしてしまったもの、崩れてしまったものがあり、失くなったり崩れてしまったことにより、よかったこと、悪かったことがある。どこの国にでも自由に行き来ができるようになり、自衛隊はあるけど、韓国のように徴兵制は存在しないし、義務教育もあり最低レベルの教育は、皆受けることができるし、最近になってこそ格差社会とかって騒がれているけど、一昔前までは、中流家庭以上の生活してた人が多かったわけだし…。民主主義のおかげで、同じアジア諸国に比べても比較的生活がしやすい国だと思う。日本が世界レベルに通用するようになったのは、柔軟性があったからなんだろうなぁ…と。どの国にも辛い戦争を経験した時期があるけれど、日本は近隣のアジア諸国に比べて、いつまでもその時代の苦しみをひきずることがなかったから、今日があるんだろう、と。でも、ひきずらなさすぎってのも、どうだろう…と思うし、ひきずりすぎってのもどうかと思うけど。戦争の体験を忘れないようにって、終戦記念日にはマスコミも報道するけど、果たして、どれだけのこれからを担っていく人達にその思いが伝わっていることか懐疑的。国の為に、嫌々人を殺さなければならなかった立場の側の思いが、自分達のエゴのために平気で他人を、家族を殺す人達に伝わるわけがない。平和でフラットな時代になってしまったのは、自由を履き違えてしまったからなんだろうな、と思う。家族という形が崩壊してしまったのもそれが関係しているとも思う。その点、韓国とかは、まだそういう目上の人に対しての礼儀という慣習も残っており、その部分だけは日本も見習うべきところだろうなぁ。
この時代に生まれたことは幸せだと思うけど、でも、不安だと思う気持ちが同じくらい強くあるのも否めないな。