ミミ言

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海馬-脳は疲れない-

子供の頃から、頭痛もちだったせいか、脳に関して結構興味があり、その関連の本もよく読みます。
その中で、すごく面白かったのが、『海馬-脳は疲れない- 池谷裕二糸井重里 著』。これは数年前に読んだ本ですが、脳の研究をしている池谷先生と糸井重里さんの対談形式で書かれているもので、読みやすいし、へぇ~、そうなんだって感じでおススメです。
例えば、よく脳みそのシワが多いと頭がいいなんて事を聞くけど、シワが一番多いのはイルカだそうです。ちなみにネズミの脳にはシワがないとか。人間の脳のシワを広げたら、新聞紙一枚くらいで、ネズミの場合は十円玉くらい。じゃあ、脳は大きい方がいいのか、と言えば、大きさならクジラの方が大きい。それぞれの動物が何を得意としているかで脳の中で比較する部位が違うそうです。運動をつかさどる小脳は、ネズミはチョロチョロ動くから、人間よりもネズミの方が脳全体の中では大きな割合を占めていて、小脳の割合が一番大きいのが、鳥なんだそうです。飛んだり、急旋回したり、上から獲物を狙ったりするから。人間は、聞くとか嗅ぐという能力がダメ、それは視覚に頼った生活をしているからだとか。

脳は複雑に見えるけれども、機能を分類すると、情報を保存すると処理するの2つしかなくて、保存する=記憶する…記憶する部分の海馬についても勿論書かれています。

色々と興味深いことがわかりやすく対談形式で書かれていて、脳の神秘さについて改めてすごいなぁ…って実感できます。よくテレビに出てる茂木健一郎氏の本より断然面白い!と個人的には思います。