ミミ言

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復讐心

ドラマ『魔王』は、複雑な人間関係とそれぞれの心理的な葛藤、繰り広げられていく殺人事件…で、智くんは、復讐に燃え、殺人事件を操る弁護士・成瀬 領役ですが、普段から復讐ということに無縁の智くんは、何故復讐するのか?という背景まで考えて役作りをしているようです。

復讐心ねぇ。もともと悪の人はいない、智くん演じる成瀬 領も、あることがきっかけで、復讐を実行に移していっただけのこと、と智くんは言ってますが、確かに、生まれた時点で、こいついい奴、こいつ悪い奴って最初から決まってるわけじゃないですからね。生まれてから成長するまでの過程で、人間はよくも悪くもなるわけで、個性があるから。子供だってそうですよね、ワタクシは、10人いれば10通りの育て方があると思うんです。この子にはこう叱っても、この子にはダメみたいな。例えば、同じ境遇に育ったとしても、それを幸せだと思う人もいれば、不幸だと思う人もいる。刃物を見て、おいしい料理を作る道具だと思う人もいれば、人を傷つける道具だと思う人もいる。世の中の全てのものは表裏一体になっているんだと思います。
復讐心って、何ていうのかなぁ、ほんの些細な心の歪みっていうか、隙間から生まれるものなんだと思います。復讐一直線の時は、もう何も見えないから、それこそ魔王にでも取り憑かれたようになっちゃうんでしょうね、フフフ…残念ながらワタクシも復讐なんてしたことないからわかんないけど。相手が、家族であれ他人であれ、どれだけその人を許せるか…ってことだろうな。相手を許す気持ちがあれば、そんな復讐心とか争いごとなんて生まれないから。

復讐心が全くない男が演じる復讐鬼。どんな風に〝魔王・智〟が完成しているのか楽しみです。
「早く僕を捕まえてみろ] カッチョいいっす。