ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

お風呂から出てきて、テレビをつけたらニュース23がやっていた。
久しぶりに筑紫哲也氏が出てたんだけれど、びっくりでした。
何がびっくりかって、すごくいい顔をしてたから。今までニュースを読んでる時には見たこともないくらいの、すごい素敵な顔をされてました。
途中からで、しかももうインタビューも終わりに近いくらいのところからだったので、全部見れなかったのですが、ご本人は、「癌になってよかった、執行猶予つきのようなものだから、限られた時間の中で何をしようか考えれる、見えなかったことも見えてくる…。」っていうようなことをおっしゃってました。
すべての色々なことから解き放たれたというか、欲のないというか、うん、本当にいい顔だったなぁ。
あっ、優しい気持ちになれる、とも言ってた。多分、病気だとわかり、今に至るまでに、苦しみとか悲しみとか、相当の心の葛藤とかあったと思うんです。でも、そういうことも含め、全てのものを超越した感じを受けました。
持っているものを捨てなければならない、当たり前だと思っていることが当たり前でなくなった時、自暴自棄になってしまうのか、どん底からどんどん強くなっていくのか、どちらかだと思うんです。突然、最悪の状況にさらされた時、自分は筑紫さんみたいな顔になれるのかなぁ…って思いました。
いやぁ、本当はそういう最悪の状況でなくても、いい顔でいろよって思うけど、普通は無理だろうな。

よく、生き様が顔に出るってこと言われるけど、それ確かにあると思う。
人生が顔に刻み込まれちゃうんだろうね。子供が、小さい頃は天使に見えるのはそのせいだと思う。
ミミは子供は苦手で、どちらかと言えば好きじゃないから、甥っ子が生まれてからも遠めに見てるって
感じだったんだけど、1歳くらいの時かなぁ、ある日、そんな私に向かって、目が合った瞬間、ニコッて笑ったのね。その笑顔が、本当に天使みたいで、それから猫っかわいがりですよ。何も知らない人が見ると、ミミはとても子供好きかと思われてしまう程。でも、やっぱりそんなかわいい甥っ子でも、天使だった頃の面影が、徐々に消えつつあるんだなぁ。
いい顔でいられるような日々を送りたいもんです。絶対無理だけど。