ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

24時間テレビを終えて

久しぶりに、じっくりと見た24時間テレビ。

先天的または後天的な原因に関係なく、世の中には、色々な原因不明とか難しい病気の人がいるんだなぁ…と改めて実感しました。
でも、そういう病気になって、障害を持ったりしているチビッコ達の笑顔は、本当に素敵でした。また、その子達を支えている家族の人達も。きっと、あの笑顔と同じくらいの涙も流したのかもしれないけど…。それから、皆、ポジティブな気持ちを持った子達が多いんですね。強いなぁ…と思ったし、教えられることが多かったです。

ニノが担当してた、妹思いのお兄ちゃんも、10歳の子なのに、妹が生まれてくる前から障害を持って生まれてくると承知していて、「やっと会えたね。」って声をかけて、お兄ちゃんが本当に一生懸命、妹の世話をするんですね。大人でもできないことを、さらっとやってしまうところなんて、すごいと思う。

両腕がなくても100m泳いだ子も、盲目の遠泳の子も、カンボジアの子達も、義手をつけバイオリンを演奏する子も、ホントそれ以外の子達も、皆、皆、健常者よりもすごいし、強いし、しっかりしてるかもしれない。
ワタクシの大好きな本『アルケミスト』の中に、人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまう。まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、思い込ませ始めるのだ…ってあるんですが、彼らには、そんなことは全然関係ないんだろうな、〝諦める〟ってこととは無縁なんだろうな…って思わせてくれる子がたくさんいました。どうしても、ひとつハンデがあると、どこかでダメだ…って思ってしまいがちなのは、健常者の勝手な考えであって、恥ずかしいなぁと思いましたね。最後まで諦めなければ、絶対に出来るんだ、という気持ちを持つことが大切だということ、できるとかできないとか言う前に、できるのにやらないのか、できないと思ってやらないのか、できないと思ってやらないなら、できるようになればいい…そんなことを教えられたような気がします。

1年に1日だけ、こういう温かい優しい気分になれる、そして元気が出る日があってもいいのかもしれない。