ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

終わっちゃった…『魔王』

とうとう終わってしまいました…。『魔王』。
智くん、お疲れ様です。

ラストで、智くんの演技力が爆発してよかったぁ。
それまでの、表情だけの演技力も、勿論なかなかのものでしたが、ねぇ…いやぁ…ホント、もう終わっちゃったのね。

やはり、ラストは、韓国版に結構忠実に描かれてましたが、まぁ微妙に違うところもありましたけど…あれ領が書いた手紙は、韓国版ではしおりが書いてたような記憶がある…でも、韓国版より、グッときたのは、領が直人の肩にもたれかかっている絵かなぁ。韓国版では、車の中で同じように二人並んで、眠るように死んでいる絵なんだけど、領と直人は、今まで敵と味方で、加害者と被害者だった立場が領が復讐をすることにより、立場が逆転し、しかし、結局は二人とも似すぎるくらいに似ていた、まるで兄弟のような…そんな、色々な想いが汲み取れる絵でしたね。

復讐からスタートするドラマですが、展開も、まぁ実際にはあり得ない話っちゃあ話だけど、追い詰められた時に人はどうなっていくか、子供のことを一番に考えての行動が全く子供に伝わっておらず起こってしまった悲劇など、いたるところに人間臭さみたいなものも出ていて、面白かったです。

そして、中西としおりのやりとりは、最後にハーモニカにしおりが触れ、何かを感じ取ったところで、続きはDVDで…みたいな終わりになってますが、勿論、ワタクシは智くんファンなので、既に『魔王』のDVDは予約済です。欲しい人だけが、購入すればいいんじゃないですかねぇ。
予測するなら…葛西が宗田を殺した犯人を誰だか知らず、また、典良が自殺したことも知らず、自分も山野に殺されてしまったように、直人が英雄を刺したという事件の真相は、直人と栄作と栄作から事実を伝えられた領しか知らないことで、その件について、誰も何も告げず皆、亡くなってしまいます。だから、その3人以外は、正当防衛で無罪判決の裏にある、本当の真相を知らない状態で終わっています。
直人も、自分は刺していない、あれは事故だったんだ、と領にすら話していません。
実際は直人が英雄を刺していなかった…でも、状況からそんなことは世間に通用するわけがないから、正当防衛で無罪という結果が一番妥当だと栄作は思い、真相をねじ曲げた。その事実さえ、領がもっと早くからわかっていたら、誰も死なずにすんだわけだし、ハーモニカからはそんな残像が見えたんじゃないんでしょうか…。

今まで、木・金の22:00は、テレビの前に全員集合~って感じだったのに、金曜日は寂しくなります…あっ、でも次は、もうニノのドラマが始まるのかぁ。今度のドラマも復讐劇みたいだけど、注目すべきところは、脚本がクドカンってところだなーっ。