ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

ピスタチオ

ピスタチオを食べてたら…
オカメインコのちびおが、タタタターッと走ってきて、欲しいという。
 
チッ…うるさいなぁ、もう。
最初は無視してたのだが、あげないから、怒ってつっついてきた。
ホント、うるさいなぁ、もう。
 
仕方がないから、新聞を広げて、ピスタチオを1個あげた。
そしたら、ネコまっしぐら…じゃないけど、ちびまっしぐらで、ピスタチオへ。
で、テレビ見てたんだけど、奴がおとなしくなったので、チラっと見たら、
何だか様子がおかしい。
頭を垂れるがごとく、床に頭をつけたまま動かない。
 
えーっ…もう…何なの?何してんの?と近付いてみると…
大きく口をあけっぱなしの状態で、くわえたピスタチオを床につけて、目をゆっくり開けたり閉じたりしている。
ちびっ!どうしたのっ!何してんの!と言うと、
喉の奥から、カッ…カッ…という声を出して、ますます苦しそうな状態に。
ピスタチオにくちばしがささってて、切り込みもあまかったせいか、うまく割れなかったらしい。
あぁ、どうしよう、ちび、ちび、どうしよう…と焦って、何とかピスタチオを取らなければ…とちびを捕まえようとするけれど、奴もパニックになってるから逃げまどう中…首を振った瞬間、ピスタチオがピョーンっと飛んだ。
 
しばらくボー然のちびお。
よかったぁ…無事、取れて…。
いつぞや、カラムーチョを食べてたら、くれくれとやってきて、あんまりうるさいから、1本あげたら、バリバリ食べてたくせに、しばらくして、様子がおかしくなったことを思い出しちゃったよ。
ビッツリしたぁ。
ごめんね、ちびお。
お詫びに殻から出して、ピスタチオをあげたら、さっきまで死にそうだったことをすっかり忘れたように、バリバリと無邪気にピスタチオを食べてた。
 
やっぱ、鳥は3歩歩くと、全部忘れちゃうんだ…。