ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

謝罪

年が明けてから1か月。
芸能人から政治家まで、何か、ずーっと謝ってばっかだったな。
でも、何のために謝ってんの?
誰に対して謝ってんの?
本当に申し訳ないって思ってんの?
絶対に謝りたくて謝ってるんじゃないよね?
って感じの謝りが多かったような気がする。
 
しかし、世の中、ホント、ゲスい奴が多いなぁ~って思った。
あいつとか、あいつとか、あいつとか・・・。
人に謝るって難しいよね。
そして、謝ってる人を許すってのも難しいよね。
誠意がないのに謝っても、それって絶対わかるもん。
 
お母さんが亡くなった時、もう病院に着いた時には亡くなってたんだけど、
アタシは、お母さんに「ごめんなさい。ごめんなさい。」って謝ってた。
色々な意味の「ごめんなさい。」だったと思う。
顔を見て、第一声は「お母さん、ごめんなさい。」
助けてあげられなかったこと
これからもっともっと親孝行したかったのにできなかったこと
ちょっと着替えを取りにいくために家に戻っている間に、一人で逝かせてしまったこと
他にももっと色々と謝らなければならいことがあったから、多分、「ごめんなさい」しか出て
こなかったんだろうな。
 
でも、甥っ子も到着した時、真っ先に「ばぁちゃん、ごめんなさい。」って言ってた。
彼には、お母さんの病状を秘密にしてたから。
彼がお母さんの病状を知ったのは、お母さんが亡くなる前くらいだったんだよね。
だから、もっと知ってたら、ばぁちゃんのところに来てたのに・・・って「ごめんなさい。」って
謝ってた。
 
今となっては、もう亡くなっていないから、許してくれたかどうかわかんないけど、
でも、今でも、「ありがとう」という言葉は出てこない。
ずっと悔やんでばかり。
あの時、ああしてれば・・・
あの時、ああ言っていれば・・・
後悔しかない。
 
人のせいにできたら、そりゃ楽だろう。
アタシも、人のせいにしようと思った。でも、人のせいにしても根本的に解決はしない。
 
ちょっとぶつかって、「ごめんなさい」「あっ、いいですよ」って言う、軽い「ごめんなさい」ではなく、
公の場で謝らなければならないほどのことをしでかした、ゲスい奴ら、
ずっと後悔を背負っていくことになるんだろうな。