ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

甥っ子と、ひみつのアラシちゃん。

昨日は、映画を見に行きました。
結局、クロサギでもなく、ドラえもんでもなく、カンフーくんが見たい、と。
子供は気まぐれな生物なので、3つ一緒に上映している映画館へ。最終確認したら、やっぱりカンフーくんでいいというので、見ることに。上映前に、いつもの奴が食べるポップコーンセットとチュリトスを購入。しかし、そこのポップコーンは、子供用のバケツくらいの大きさの入れ物に入ってて、すごい量。なので、ワタクシはコーヒーだけを注文。どうせ全部食べれないだろうから、一緒に食べればいいや、と思ってね。
ところが、映画が始まり、ポップコーンをつまんでやろうと思ったら、あいつ、自分で抱えてぜーんぶ食いつくしやがったんです。映画が終わり、さすがに朝ご飯も食べてなかったワタクシは、「ねぇ、お腹すいたからご飯食べよっか。」と誘ったところ、「えぇーっ、だってさぁ、今、ポップコーン食べたばっかりなんだよ。お腹一杯だって。それに何でも腹八分目にしておかなきゃいけないんだよ。」って…オイッ、アンタはバケツぐらいの大きさのポップコーン食べたからいいかもしれないけど、ワタクシは朝からコーヒーしか飲んでないんだよっ!と思ったけど、仕方なく、ご飯はお預けに…。

ほんで、奴はカードゲームがしたい、というので、ゲームをしに行ったわけです。映画館とショッピングセンターも一緒になったところだから、そのカードゲームの機械が置いてあるところへ移動。何か、あるじゃないですか、あのムシキングとかカード入れて戦うゲーム。子供の間では、ブームらしい。でも、ワタクシは後ろで待っているだけだから、いい加減に、お腹ぺッコリーナ状態も限界にきたので、こっそり何か食べに行ってやろうと、その場から離れました。でもね、いつもこっそり離れても、必ずさがしに来るんですよ。だから、いつもと同様のつもりだったのに…。

ノドも渇いてたし、あまり一人にさせておくのもいけないと思い、アイスクリームを買って、食べて、食べ終わってから、ちょっと本屋で本を見たりしてましたよ、でも、それもゲームの近くにある本屋だから、さがせるはずの位置だったんです。で、奴のところへ戻ろうかと思ったら、いない…いない、いない、どこへ行った?とちょっと焦り…。ひろーいところなので、血眼になってさがしましたが、やっぱりいない…。どうしよ、誘拐でもされてたら…。もう変な汗が出てきて、あっ、そうだ、呼出してもらおう、呼出…。と思って、お客様センターみたいなところへ行こうとしたら、ピンポンパンポーン…「いつもご来店いただき、ありがとうございます。ご来店のお客様にお知らせです。只今、3階おもちゃ売り場で、○○○○君というおぼっちゃまをお預かりしております…。」ってアナウンスが。
急いで、行ってみたら、いましたよ。
「どこに行ってたの?あのさぁ、ゲームやってて、終わって後ろ見たらいないんだよっ!」
「だって、お腹がペッコリーナだったんだもん、アンタがご飯食べないっていうから、ちょっとアイスクリーム食べてたんだよ。」
「見に行ったよ!ご飯食べるところも!もうさぁ、アイスクリーム食べに行くなら、いくって何で一言、声をかけてから行かないの!」
まぁ…もっともな意見ですわな。でも、いつもならさがすじゃん、アンタ。

で、しばらくまた遊んで、ご機嫌よくなったところで、「今度は、お腹すいた。何か食べに行こ。」と言われ、食べに行きましたよ。
で、時間も時間なんで、「もう、帰えろっか。」ってご飯食べた後、言ったら、
「ちょっと寄るところがある。」
「どこに?」
「おもちゃ売場。」
「何で?」
「ちょっと見るだけ。見たいものがあるから。」とスタスタおもちゃ売場へ。
何やらさがしてて、「あったぁ!これこれ。これが欲しかったんだよなぁ…。」上目遣い。
「何、それ。そんなもん買いませんよ。」
「えっ?」
「何、そのえっ?て。誰もおもちゃなんか買う約束してないし。」
「えっ?だって、さんざん人に迷惑かけたんだよ。」
「えっ?迷惑って、何だよ、それ。私だって一生懸命さがしたもん。それに、呼出がかかる前に、呼出してもらおうと思ったし。アンタの方が早かっただけじゃん。」
「えっ?僕はね、さがしても見つからなかったから、最終手段に出たんだよ。何も言わずにいなくなるほうがいけないでしょー。」
「チッ、わかったよ、わかりましたよ。でも、このことは、ひみつのアラシちゃんだからね!いい?わかった?誰にも言うんじゃないよ!」
「うんっ!」
とおもちゃを買わされるはめに…。

だけどもだけど、あいつときたら、家に帰って、うちの母親に「どうしたの?そのおもちゃ。」って聞かれて、「まぁ、色々ありましてね。やらしからんですよ、ネェネが。ひみつのアラシちゃんですけど。」ってぬかしやがった…。何て、末恐ろしいガキなんだ…。

今日は、驚きの嵐がやるのに、早く帰って欲しいもんです。