ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

入院life3

救急車で運ばれた時は、ものは見にくい、スマホのボタンは正確に押せない、といった状態が続いていたから、ずっと目をつむって寝ていた。トイレに行くのと、頭痛が出てくると、薬をもらって飲む時以外は寝ていた。一週間くらいだったかな、あのヒドイめまいが少しずつおさまってきた。私、もう大丈夫かも、と思って、連絡をしなきゃいけないところに電話したり、LINEやメールをしてたら、疲れてくるわ、気分が悪くなり、吐いた。
動けるから、と勝手な判断で動いたら、頭痛はするわ、吐いてしまうわ、散々な目に。まだ、不安定な状態だから、安静にと言われ、反省。
しかし、安静にしていたが、やたら、耳が発達。音や話し声をひろうようになった。
様々な人間模様、病名、カーテンでしきられていても、スタッフの大変さがすごくわかってしまう。あと、寝てるだけだから、当然、今まで夜ふかし人間だったのに、夜、目が覚めないことはない。一度、目が覚めると、なかなか眠りにつけない、ところへ、イビキが聞こえてくる。
しばらくは、無理。
隣が空いたな、と思ったら、翌日の夜、急患で老女がやってきた。めまいで運ばれたらしいんだが、一人暮らしだし、救急の担当の先生が専門じゃないから、って、念のため入院になったらしい。でも、歩けるし、大丈夫そうな様子。本人も大丈夫だと思う、と言っていた。看護士さんとしおらしく謙虚に話す老婆。問題なければ、明日、退院でもいい、と。ところが、スマホの音は鳴るわ、何で今来たばかりなのに、ビニールの音がガサガサしてる?鞄の中に何が入ってる?みたいな音がしばらく続き、やっと寝たか、と思いきや、あれ?人が変わったかのような声のイビキが始まった。ワイルドにそして、何人かいます?って感じのイビキ。ますます寝れない。
点滴を交換しに来た看護士さんが、寝れないの?と。私は、指を指すと、ここに今来てビックリした、別の部屋に変わるか聞かれたが、そんなご足労なこと大丈夫です、と断ったら、多分、明日、退院されると思う、と言われ、知ってますって感じだったけど、ジワジワ、大部屋の苦痛が…。でも、私が希望して大部屋になったわけじゃなく、来た当初はずっと寝てたし、今もだけど、音以外で支障はなかった。私以外は、皆、オムツだし。
運ばれた時から、オムツはしてない。やっぱ、それは無理。壁をったって、何とか自力で、トイレに行ってた。看護士さんにポータルトイレを念のため置いていく、と言われたけど、それも未使用。人に下の世話をしていただかなくて、よかったです。