ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

少しずつ…ね。

 
大切な人には、感謝の気持ちとか、思っていることがあったら、口にして日頃から伝えておいたほうがいい。
 
って書いたのは、お母さんの病気は腺癌という病気でした。
医者に告知をされてから、約1ヶ月。あっという間にいなくなってしまった。
お母さんの死を知った人からは、「うそ、だって1ヶ月前に会ったっ時は、元気だったじゃない。」
「2週間前に、会ったけど、全然病気みたいじゃなかったじゃない。」
と言われるくらい、それは突然だった。
本人は、本当は、すごくつらかったと思う。
 
3月29日に、告知を受けたんだけど、その前に色々と検査をしてて、お母さんは心臓の病気もあったから、
ワーファリンを服用してました。でも、ワーファリンを飲んでると、出血が止まらなくなるからって、検査の間は、
服用を止めてたんです。
そのせいで、4月13日から抗がん剤治療をする予定だったのに、4月10日に脳梗塞になってしまった。
最悪なのかどうかわからないけど…、脳梗塞でも、言語の部分だけやられてしまって、自立で歩行も
できたし、手足の麻痺も何もなかったんだけど、言語だけが…ね。
 
思うように話せない辛さ。
もう時間がないのに、話せない。
翌日から、勿論、リハビリはしてたけど、癌の進行が信じられないほど早くて、
本当はもっともっと色々なことを話しておきたかったのに…。
それはきっと私だけじゃなくて、お母さんも同じ気持ちだったと思う。
 
私は、本当に我がままに生きてきたから、素直じゃないし…思いやりもないし…
よくさ、色々と心配してくれる親のことを、鬱陶しいと思ったりする人もいると思うけど、
私みたいに、突然、信じられないことが起こってしまう事もあるから・・・
 
今も、すごくしんどい中、こうしてブログを書き始めたのは、活字にすると、少しは気持ちの整理も
ついていくようになるのかな…と思ったから。
本音では、お母さんみたいに、あっという間にこの世から消えてしまうことができたら、どんなに楽だろう、って
ずっと思いながら、毎日生活してる。でも、周りに気を遣わせないように、って無理して振る舞ってるから
その歪みで、おかしくなりそうになることもある。
 
弟が言ってた。
「東北の震災で被害にあった人達に、“頑張れ”って言ってるけど、“頑張れ”って言葉は酷だよな。
今の俺達にも“頑張れ”って安易に言って欲しくない。」って。
 
本当にそう思う。
言われなくても、頑張ってたし、頑張ってるよ。
本当は逃げ出したくて仕方がないし、何もしたくないのに。
私も、弟も、父親も、お母さんが亡くなってから、皆、10キロ痩せたよ。
精神的にも肉体的にも、ボロボロになって、そんな状態で、“頑張れ”なんて言葉、素直に受け止められない。
しかも、初めて会った人に言われるのほど、傷口をえぐられているみたいに痛いんだ。
励ましているつもりでも、そう捉えていない人もいるから・・・ね。