ミミ言

思っていることをつぶやいていきます

夏も終わるけど、ちょっと怖い話

今日、ほん怖がやってましたが…毎年、夏の風物詩みたいに、怖い系の番組やりますが、今年はオリンピックがあったせいか少し遅めなのかな。いつもお盆ぐらいに放送されることが多いですよね。
ワタクシも、霊感ってほどのもんじゃないけど、あるのかって言われれば、多分あるんだろうなぁ。大学ん時、怖い思いをしたことがあります。
友達と、よくいう心霊スポットに遊び半分で行こうってことになって、ワタクシは自分でわかってたから、反対したんだけど、多数決で結局行くことになったんです。これもベタですが、トンネル。旧と新があって、旧のほう。あるんですよ、有名なトンネルが。到着した途端、雨がしとしとと降ってきまして、うわぁ嫌だなぁマジで…と思ってたら、皆、車から降りて、「じゃ、この中歩こうか。」って言い出した奴がいて、ワタクシは車から降りて、トンネルの入口に立っただけで、キューンと胸がしめつけられるような痛みが走ったので、「私は行かない。ここにいる。」って言ったんです。そしたら、ワタクシ以外は皆、中に入るって言うじゃないですか。そうなると、ワタクシだけがポツンと1人で取り残されるわけです。それも、嫌だなぁ…と思い、渋々、ついていくことに。トンネルの入口から出口が見えてるくらい、短いトンネルなんですよ。でも、実際、中に入ると、まるでベルトコンベヤーの上を歩いているみたいに進まないんです。よく、トンネルを抜ける時に、気が狂ったようになって、車の運転ができなくなった人もいるとか、結構色々な話もあるので、ホント嫌でねぇ…。

そしたら、翌日からですよ。もうノドが渇いて仕方がない。おかしいなぁ、何でこんなにノドが渇くんだろう…って最初は思ってたんです。でも、今度は、口内炎ができて、熱も出てきたんです。風邪でもひいたか…とまだ思ってました。で、学校を休んだんです。でも、口内炎が毎日増えてくんです。熱もひかない。病院に行ったけど、薬もきかない。もう、できる場所がないってくらい、ノドから、歯茎から口の中がすごいことになってて、そこまでひどいと、食事もできなくなるんですよ。しみるから。自分の口の中の温度と同じくらいの白湯しか飲めなくて、体も衰弱していきました。1ヶ月以上そんな状態が続き、とにかく口内炎を何とかしなければ、と、超痛いけど、外科で薬で焼いてもらうことまでしたんです。でも、看護婦も「うわっ…。」て声を出すくらい、ひどくて、もう医者は原因不明です、とまで言うし、ワタクシももう動けないので、ベッドで自分の部屋の天井を見つめながら、「もう、死ぬのかなぁ…。」なんて思ってました。

そんな時、子供の頃からお世話になっていた、お寺の和尚さんから電話があって、別に何の用ってわけでなく、「みんな元気か?」って聞いてきたらしいです。うちの母親は、いや、こうこうこうで…と話したら、餓鬼がついてるからすぐにつれて来いって言われて、フラフラになりながらお寺へ行きました。その和尚さんは、もう今は亡くなられてますが、八卦見っていうのか、猪木とか星野とかスポーツ選手も見てた人で、すごく霊感の強い人で、お経をまずあげてもらい、写経をするように言われました。で、その場で写経をし、そしたら、それを短冊状態に切ってくれて、これを、この辺で一番きれいな川に流しにいきなさい、って言われたんです。でも、今からすぐ行くように、と言われ、日が暮れてくる前に、川に流しなさい、日が落ちると危険だから、と言うので、急いで、この辺できれいな川といえば、木曽川だろう、と木曽川まで行きました。でも、着いた時には、結構夕方になっていたんです。ワタクシがフラフラなので、父親が気をつかって、川に近いところまで車でいってあげるから、と走ってたんですが、突然、砂地にはまってしまい、タイヤがどんどん砂地へ…。やばいよぉ、日が暮れちゃう…、暮れるまでに何とかせねば、と、とりあえず、車からワタクシだけ降りて、「帰るべきところへお帰り下さい。」と言って、お供え物と一緒に写経の短冊を流しました。
で、車、どうするってなって、遠方に丁度、水上バイクかなんかやりにきてる人達が帰るのが見えて、大きな車に乗ってたから、急いでお願いに行って、車を引っ張ってもらって、無事帰ってくることができました。和尚さんにその話をしたら、長いことワタクシについてて居心地もよかったんだろう、だから、車がはまってしまったのも足留したんだろう、と言われました。一度で完全に離れないかもしれないから、とその後、何度か写経をして、お寺に持って行きました。

でも、不思議だったのが、帰りの車の中で、白湯しか飲めなかったワタクシが、缶コーヒー飲みたいって親に言って、缶コーヒーを飲んだ姿を見て、ビックリしてました。うちの母親も、完全にもう駄目だと思ってたらしく、大喜びでしたよ。

そのトンネルに行った奴等は、事故ったりしたのも何人かいました。でも、ワタクシが一番ひどかったけど…。何で、私だけ?と聞いたら、きっと助けてくれそうだと思ったんだろうって。あなただって、もし道を歩いていて襲われたりしたら、知らない家にでも飛び込んで助けを求めるだろう?それと同じ。トンネルに落書きとかする暴走族についていったって、助けてくれないことはわかってるから、選ばれたんだろうな、と言われ、ふーん、そうなのか…と納得したけど、でも自分で祓えないわけだから、結局ワタクシについても無理じゃん、って思いましたけどね。
それ以来、そういうところへ興味半分、遊び半分で絶対に行かないように注意され、だから、沖縄とかサイパンとか行った時も、結構、注意してましたよ。必ず、塩を持ってね。

今でも、トンネルは嫌いですねぇ。
これ以外にも、怖い体験はあります…。ワタクシの場合は、クリアに見えるってわけじゃなく、影っぽいのが多いですね。弟はクリアに見えるみたいだけど。時々、映像が頭の中に浮かんできて、その通りになったりとかすることも多い。ちょっと勘が鋭いってぐらいで、中途半端な感じか…な。